カメラの歴史

写真を撮影する機器であるカメラには、古い歴史が存在しております。こちらではカメラの歴史についてご紹介します。

カメラの始まり

諸説ありますが、カメラは紀元前から既に登場していたといわれております。当時のカメラは、暗い部屋に穴を開けてそこから入り込む景色を眺める為の装置でした。その後この装置は改良が重ねられ、持ち運びができるほどのサイズになったそうです。この頃のカメラは、主に画家がスケッチをする為に用いられたといわれております。

カメラの進化

光を感じて記録をすることができる感光材料によって、カメラは撮影する機能を獲得しました。1826年に、ニエプス兄弟がおよそ8時間かけて1枚の写真を撮影することに成功しました。ニエプス兄弟は、その後、画家であるダゲールと共に研究を重ね、ダゲレオ式カメラを誕生させました。

ダゲレオ式は、これまでのカメラよりも露光時間が短いものでしたが、それでも30分かかったそうです。1841年になると、タルボットが焼き増しを行うことができるネガ・ポジ法を完成させたといわれております。ネガ・ポジ法は露光時間が2分から3分といわれ、大幅に露光時間を短縮することができました。

カメラの日本への導入

日本へカメラが導入されたのは、1848年頃といわれております。日本人によって撮影された最も古い写真は今も残っており、薩摩藩主であった島津斉彬が映っています。江戸の末期になると、日本でもカメラ本体が作られるようになりましたが、レンズだけは輸入していたといわれております。