海外渡航で欠かせないパスポートの写真

パスポートの申請には必ず写真が必要で、写真には詳細な規格があります。
パスポート用の写真は、プロのカメラマンに依頼した方がキレイで確実な写真を撮ることができます。

パスポートの歴史

日本でパスポートが「旅券」と正式に決まったのは1878(明治11)年のことです。1920(大正9)年のパリ万博でパスポートの形態が国際的に手帳型で統一され、日本では1926(大正15)年から現在のような手帳型になりました。第一次世界大戦で旅行者や滞在者の身分証明の必要が生じたのをきっかけに、1914年に世界で初めてイギリスでパスポートに写真が貼付されるようになり、日本では1917(大正6)年から写真の貼付がはじまりました。

パスポートとは

パスポートは、世界各国で通用する身分証明書のようなものです。出張や旅行など、海外に行く際には必ず必要なもので、そもそもパスポートを持っていなければ日本を出国することもできません。ビザの申請、空港での出入国審査、ホテルや飛行機のチェックイン、身分証の提示を求められた際など、パスポートは言葉や文化、習慣が異なる海外で国籍や名前、年齢など自分自身を証明できる唯一の方法とも言え、パスポートには適切な写真を貼り付けることが大切です。

規格に沿うのが難しい場合

外務省が定めるパスポート用写真の規定はとても詳細で、特に注意したいのが写真に占める顔の大きさです。写真上部から4±2mm空け、顔の縦の長さは34±2mmで写真縦の70~80%とされていますが、規定に沿った撮影が難しいこともあります。

乳幼児など、顔が丸くて顔の縦の長さを最小(32mm)にしても横幅内に収まらない場合、耳を含めた顔全体が収まるよう撮影します。頭髪のボリュームが極端に大きく、写真上部の空きが最小(2mm)でも顔が小さくなる場合、両眼の中心からアゴまでの距離と頭頂までの距離は等しいものとし、頭髪部分を適切にトリミングする必要があります。

パスポート写真の細かな規定を一度でクリアするためにも、ショッピングセンターなどで見かける証明写真機ではなく当店で撮ることをおすすめします。